『警視庁文書捜査官』 (麻見和史 氏 著)
『警視庁文書捜査官』
最近、スペシャルドラマが放映されていましたが、鈴木京香さん・波瑠さん
主演のドラマの原作(スペシャルドラマも、楽しかったです!)
こちらの小説も、ドラマを拝見してから読み始めました
原作とドラマで、設定が少々異なる(波瑠さん演じる矢代は、原作では男性)
ので、異なるものとして、各々を楽しむことができます
小説は、最新刊(「影の斜塔」)を最近、手に取り(本を購入したのは、
今年初めて)、この連休に、他の未読書とともに、一気に読み切りました
著者の着眼点(捜査一課文書解読班)に敬服するとともに、文字から
紡ぎだされる数々のストーリー
続編も、楽しみです!
★
『警視庁文書捜査官』あらすじ
右手首のない遺体が発見
現場に残されたのは、レシート裏のメモと不可解なアルファベットカード
遺留品のメモから身許を特定した理沙は、被害者宅にあった文章から第二の殺人現場
を発見
そこには、またもアルファベットカードが残されていた
共に見つかった手描きの地図が示す所を探すと
☆
『永久囚人』あらすじ
針金で縛られた遺体が発見
傍らには、謎の血文字
理沙がダイイングメッセージの解読に注力する一方、班員の矢代は、
新任の夏目と共に遺品の中から小説らしき文章を発見
幻想小説『永久囚人』の一部で入手困難な稀覯本だと判明し、その原本を
辿っていくと、さらなる殺人事件が起きてしまい
☆
『緋色のシグナル(エピソード・ゼロ)』あらすじ
※今回のスペシャルドラマのベース
顔面を殴打された遺体が見つかった
傍には「品」「蟲」の赤い文字が
所轄巡査部長の鳴海理沙は、この文字を追う特命班として捜査に加わることに
被害者はIT企業社長と知り、文字がプログラムの「バグ」を表すと推理した理沙
だが赤文字が残された事件が再び発生、遺留品としてシステム不具合の内部資料
が発見
事件の解明に近づいたと思った矢先、第三の事件が起こり
☆
『灰の轍』あらすじ
絞殺体の傍らに、殺人計画のメモが
理沙は、新たに見つかった「ゆにぞんころすげきやくしたい」との切り貼り文
とともに犯人を割り出そうとするが、うまくいかず捜査は混迷を極める
一方、解読班のサブリーダーとなった矢代の必死の捜査で、被害者の甥が
重要参考人として浮かび上がった
しかし、その甥がまたも絞殺され
☆
『影の斜塔』あらすじ
文書解読班主任・鳴海理沙の下へ、管理官から機密命令が下された
ある殺人事件に関して、失踪した男性を捜索し、その人物が所持する文書を
入手せよというもの
手がかりは顔写真とほぼ黒塗りの文書、不確かな目撃情報のみ
上司の財津が出張で不在のため、全ての判断は理沙の手に委ねられた
理沙は謎の文書解読に成功するも、更なる殺人事件が起きてしまう
失敗したら、文書解読班存続は危うい
☆
緋色のシグナル 警視庁文書捜査官エピソード・ゼロ (角川文庫)
緋色のシグナル 警視庁文書捜査官エピソード・ゼロ【電子書籍】[ 麻見 和史 ]
#Book Report